風邪をひいたらすぐに病院で診察を受けたいものですが、新宿にはあまりにもたくさんの内科がありますので、いったいどこが待ち時間が短くすぐに診てくれる医療機関なのか、探すのも大変ですよね。
そこで今回は新宿のようにたくさんの医療機関が点在している地域であっても、比較的すぐに診てくれる内科を簡単に探すことを可能とする、ちょっとした豆知識を解説します。
たくさんの医療機関の中からすぐに診てくれる内科を探すには、「病院」ではなく「クリニック」や「診療所」「医院」と名のつく医療機関から選ぶことが重要になります。
なぜクリニックや診療所、医院と名のついている医療機関は待ち時間が短いのか、その理由は「医療機関としての規模が小さいから」です。
もちろん絶対的に全てのケースにおいて当てはまることではないのですが、基本的に病院と名のついている医療機関はある程度規模が大きな医療機関となります。
これは法律上の定義として、病院と言うのは必ず入院施設があり、ベッド数が20以上存在している医療機関を指しているからです。
入院施設が無かったり、あっても19以下のベッド数であったりした場合、その医療機関は「病院」を名乗ることができません。
クリニックや診療所、医院、といった名称になるのです。
20以上のベッド数がある時点で、建物はある程度の大きさになりますよね。
そしてそれらのベッドが患者で満員になった際にも対応できるだけの医師や看護師を雇う必要もあります。
スタッフの数もかなり必要になるのです。
必然的に医療機関として規模が拡大しますよね。
そうなると病院はたくさんの患者さんを診察して、建物の維持費やスタッフの人件費などを賄う高額な収入を得なければならなくなります。
自然と外来の患者も増えますので、待ち時間が長くなる傾向にあります。
これに対しクリニックや診療所、医院といった医療機関は、建物もスタッフも少なめな比較的小規模な医療機関として運営することが可能です。
病院ほどの収入を得る必要もありませんので、患者数も病院より少なくても運営することが可能となります。
外来が主業務となることが一般的ですが、患者の絶対数が病院よりも少ないので待ち時間も病院よりも短い傾向にあるのです。
故に新宿のようなたくさんの医療機関がある地域の中で待ち時間の短い医療機関を探すには、患者の少ないクリニックや診療所、医院から選ぶことが賢明なのです。
もちろん待ち時間よりも最先端の医療を優先したい場合は総合病院などを選んでください。