嘔吐するほどではないものの、気持ち悪い状態に陥ることを「吐き気」と言います。
特に病気にかかっていなくても、食べ過ぎやストレスで吐き気をもよおすことは珍しいことではありません。
だから吐き気を今まさに感じているとしても、危機感を持っている方は少ないかと思います。
しかし吐き気の原因は食べ過ぎやストレスだけでなく、病気によって引き起こされている恐れがあります。
もしかしたら、ガンにかかっていることも考えられるので注意が必要です。
心当たりがなく吐き気を感じているのなら、今直ぐにでも治療に取り掛かるべきでしょう。
少々汚い話になりますが、吐き気の治療について知るには重要な項目になるので、お付き合い願えれば幸いです。
吐き気が強くなると、嘔吐に至ることもあります。
嘔吐すると様々な合併症を伴うこともあり、場合によっては生命が危険にさらされる場合もあります。
1番怖いのは、食道粘膜が割けてしまうことです。
嘔吐により食道内の圧力が上昇することにより、粘膜がさけてしまいます。
傷が小さければまだしも、傷が大きくなると生死に関わります。
嘔吐に至る前に、何とか手を打つしかありません。
もし吐き気を感じたのならば、まずはリラックスです。
椅子に座り深呼吸するだけでも、吐き気はかなり和らぐ筈です。
椅子に座って休憩している間、リラックスできる場所を想像して下さい。
例えばリラックスできる場所が海ならば、海の風景を想像するのです。
そして胸にある吐き気を外に出すイメージを持ちながら、ゆっくりと息を吐き出すと、気が紛れます。
リラックスする時は窓を開けると、より効果的になるでしょう。
また誰か家の人がいれば、背中をさすってもらうのも1つの手です。
食事に関しては無理をしないのが大前提ですが、なるべく消化の良い食べ物をとるようにして下さい。
吐き気を少しでも感じたのなら、病院へ訪れるのが1番です。
「たかが吐き気ぐらいで」と思われるでしょうが、病気が隠されていたらただでは済まされません。
そのまま放置してしまうと、後で取り返しのつかない事態を招いてしまいます。
病院へは、ゆったりとした格好でノーメイクで訪れるようにして下さい。
体にきつい格好で行ってしまうと吐き気の症状は、一層悪くなる恐れがあります。
またメイクを施して病院へ行くと顔色がわからなくなるので、医師側は上手く診察できません。
殊に吐き気にまつわる診察となれば、顔色が重要な鍵となるでしょう。