新宿は日本のみならず、世界的に見てもトップクラスに人が多い街です。
新宿駅の乗降者数は世界一と言われており、ギネスブックにも記録されています。
そんなとにかく人の多い新宿にはたくさんの医療機関が存在していますが、とにかく人が多すぎるので、風邪のシーズンになるとどの内科に行っても混雑してしまっていて待ち時間が長くなってしまうこともあります。
患者数の多い大病院などでは、1時間以上の待ち時間を必要とするケースも珍しくありません。
患者数の少ないクリニックや診療所、医院といった医療機関でも、それに近いくらいの待ち時間が必要となるケースがあります。
それくらい新宿の医療機関は風邪のシーズンになると混雑するのです。
熱でつらいところ、待ち時間が長いとなると、病院の受診を控えてしまっている方も多いのではないでしょうか?
そもそもそこまでして風邪は医療機関で診察を受けなければならない疾患なのでしょうか?
病院やクリニックで長時間待たされれば、風邪に良いわけがないですよね。
そこまでして通院する必要性があるのでしょうか?
結論から言うと、
風邪と言う疾患は、基本的に自己治癒力で治す必要があります。
医師が処方する薬はウイルスの増殖を防いだり、発熱などの症状を緩和したりする効果があるだけで、直接的に風邪を治療する薬は存在しないのです。
では治療できないのになぜ、私たちは風邪をひくと内科にいって診察を受けるのでしょうか?
その主な理由とするべきなのは、「風邪であると断定してもらうため」「辛すぎる症状を緩和するため」この二つです。
万が一他の重大な疾患による症状だったら、と思い不安になる人もいますよね。
そういった場合に内科で診察を受けるべきなのです。
もしくはあまりにも症状が重すぎて緩和してもらわないと辛い、という場合も通院するべきでしょう。
しかし安易に解熱すると風邪が長引いてしまいますが、あまりに症状が重いと体力が消耗されてなかなか治癒しないこともあります。
あまり簡単に解熱をするのはおすすめできませんが、あまりに重い症状を我慢しすぎるのもおすすめできないのです。
そして我慢できないほどに重度な症状であれば、通常の内科で長い待ち時間を過ごすのは拷問に等しくなりますよね。
重症化してしまっていて、もはや「風邪」とは呼べない疾患に発展してしまっている可能性もあります。
あまりに症状が重すぎるのであれば、内科に通院するよりもいっそ救急外来を利用した方が良いかもしれません。