予防接種と言うのは、私たちの健康を守ってくれる非常に重要な感染症予防の手段です。
最近では予防接種に対して懐疑的な印象を持っている人も多いですが、実際に予防接種は感染症予防として非常に高い効果を得られる予防手段なのです。
たしかにインフルエンザワクチンのように、効果を得られる可能性が非常に低いため、国から「接種努力義務なし」と位置付けられたワクチンもあります。
かつては子どもたちが学校でインフルエンザの予防接種を受けていた時代もありましたが、現在では毎年変異するウイルスに対してインフルエンザワクチンの型が合わない可能性の方が高いこと、副作用の危険性があること、型があったとしても感染を防ぐことは出来ずあくまでも発症への一定の効果しか認められていないこと、などが考慮されるようになり、国は一転して「インフルエンザ予防にワクチンの接種は推奨しない」としています。
もちろんインフルエンザは重症化のリスクが高い患者層の存在する感染症なので、場合によっては予防接種を受けた方がよいこともありますが、健康な人であればわざわざ摂取をする必要性は低いのです。
しかし予防接種と言うのは、インフルエンザワクチンのように効果がほとんど見込めないワクチンばかりではないのです。
「四種混合ワクチン」などがその良い例でしょう。
子供がいる方はご存知かと思いますが、四種混合ワクチンはポリオ、百日せき、ジフテリア、破傷風といった四種の疾患に対して高い効果を発揮します。
高い効果が認められているからこそ、子供のうちに接種することが推奨されており、積極的な接種義務のあるワクチンとされているのです。
故に定期予防接種として行政負担による予防接種を受けることができるのです。
他にもDTワクチン、MRワクチン、日本脳炎ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチン、水痘ワクチン、B型肝炎ワクチンが定期予防接種の「A類疾病」、つまり行政負担で受けられる予防接種となっています。
これらは名実ともに、接種が推奨される予防接種なのです。
では実際に、定期予防接種はどこで受ければ良いのでしょうか？
答えは「内科」です。
内科であれば病院だけでなくクリニックや診療所であっても大抵の場所で定期予防接種を受けられます。
新宿であれば病院もクリニックも非常にたくさん存在していますが、基本的にクリニックの方が待ち時間が短い傾向がありますので、通いやすいクリニックに予約すればスムーズに予防接種を受けることができるでしょう。